スタジオまめの木 デザイン準備室

Studio Mamenoki – Design Preparatory Office

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フォトショップで暗い写真を写真を明るくする手順

      2015/02/22

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フォトショップは、仕事でも使わない日はないくらい使用頻度の高いソフトですが、いまだに新たな発見もある奥の深いソフトです。
そこで、今回はデザイン業務での日常的な使い方をご紹介します。

明るさ調整はRGBのままする

印刷を前提にしたデザインの場合は最初にモードをCMYKに変換しておくのがセオリーとなっています。それは、RGBで作業し最後にCMYKに変換した場合に色が大きく変わってしまうからです。その理由はRGBで表現できる色数よりCMYKで表現できる色数の方が少ないためです。しかし、極端に暗い写真をCMYKで自然なかたちで明るくするには手間がかかるので、私は下準備としてRGBのまま明るさを調整してからCMYKに変換しています。

露光量で明るさを調整

最初にメニューのイメージ→色調補正→露光量を選びます。表示されたパネルの“露光量”スライダーを右にズラして明るくします。同時に2つ下の“ガンマ”スライダーを左にズラして暗い部分を少し明るくします。
この写真の場合は露光量を+0.5、ガンマを1.3にしています。
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少し明るくなりました。

色の調整はCMYKにする

ここから色の調整に入るのでモードをCMYKに変換します。変換の仕方はメニューのイメージ→モード→CMYKカラーを選択するだけです。

レベル補正で色かぶりを修正

室内の照明の影響で本来白い壁が黄色く色かぶりしています。その色かぶりを正すためにレベル補正を使用します。メニューからレイヤー→新規調整レイヤー→レベル補正を選択し、パネルのの中に表示されている白いスポイトを選択します。(下の画像のピンクで丸く囲ったところにあるスポイトです)
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白いスポイトの役目は画像の中で一番白く(明るく)表示させたい場所を決めるものです。ですので、この写真の場合は丸で囲ったあたりをクリックします。
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すると全体的に黄色い色味が薄れます。
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トーンカーブで色かぶりを大胆に修正

次にフォトショップのツールの中でかなりの活躍をみせる“トーンカーブ”を使用します。メニューからレイヤー→新規調整レイヤー→トーンカーブを選択し、パネルの中のグラフの上にあるCMYKのセレクタをイエローにします。そしてグラフをクリックしたまま下げていき下記の画像のようなカタチにします。
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続いてセレクタをイエローからマゼンタに切り替えて同じようにグラフのカタチを少しだけ変えます。
最後にセレクタをCMYKに戻してグラフを下記の図のようにS字カーブを描くようなカタチにします。これで、明るいところはあまり変えずに、暗いところだけを明るくします。
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トーンカーブで明るさと色味を調整した結果、壁がかなり白くなり現物に近づきました。
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カラーバランスで微修正

カラーバランスは暗い部分と中間と明るい部分の色味とそれぞれ個別に調整するツールです。
明るい部分と暗い部分にまだ黄色みが残っているのでそれぞれを微調整します。
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白い部分がより白くなり、暗い部分も黄色みがなくなりました。
特に鏡の下の木目の色が本来の色に近づいているのが分かります。

最後はブラシツールで光を描く

最後は天井あたりの暗い部分にブラシツールを使って光を描きます。方法としては、新しいレイヤーを作成し、暗い部分にブラシで白を塗っていくだけです。そしてレイヤーパネルの上部にあるセレクターを通常から“スクーン”または“オーバーレイ”に変更します。
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色調整のあとに画像の歪みを自由変形ツールで修正して完成となります。

調整前と調整後

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お客様からいただいた写真は、いつも“露出量”→“レベル補正”→“トーンカーブ”の順で修正していますが、フォトショップは使う人によって使い方も大きく異なるソフトです。もし、いつもの方法でうまくいかなかった時の参考にしていただければ幸いです。

 - デザイン

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